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分担者

森光由樹 yoshiki morimitsu

クラスター:霊長類学クラスター

所属

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

専門・研究紹介

野生動物医学。
獣医師の立場からニホンザルをはじめ、野生動物の保全や管理に必要な研究や技術開発を行っています。近年では、ウェアラブルカメラ端末やセンサー付きGPS発信機を野生動物に装着しデータ収集しています。これまで不明だった行動圏や食性が解明されています。麻酔を用いた不動化はそのための重要な技術であり、国内外で2000頭を超える霊長類の生体捕獲経験を基に技術開発を行っています。

対象(フィールド、調査地)

・対象:ニホンザル・ツキノワグマ・その他大型哺乳類
・調査地:兵庫県(城崎、美方、大河内生野、丹波篠山、佐用、淡路)

おもな著書/論文

  • 森光由樹「捨てられるリンゴ、そしてサル」『ニホンザルの自然誌―その生態的多様性と保全』大井徹, 増井憲一 (編) 東海大学出版会, 2002年.
  • 森光由樹「野生動物管理と獣医学」『動物たちの反乱』河合雅雄, 林良博 (編) PHP研究所, 2009年.
  • 森光由樹「野生動物の個体群動態 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠」『コアカリ 野生動物学』淺野 玄, 石塚真由美, 高見一利, 福井大祐, 森光由樹, 山口剛士 (編) 文永堂出版, 2015年.
  • 森光由樹「捕獲と標識技術」『野生動物管理-理論と技術- (増補版)』羽山伸一, 三浦慎悟, 梶光一, 鈴木正嗣 (編) 文永堂出版, 2016年.
  • 森光由樹「バイオロギング:ウェアラブルカメラ端末やドローンを用いた哺乳類・霊長類行動学 総説―特集 霊長類学における行動・生態研究手法の現在」『霊長類研究』34: 41-51, 2018年.
  • 森光由樹「霊長類の野外研究における倫理的課題―国際霊長類学会のガイドラインと国内霊長類研究における問題点―特集 哺乳類の野外研究に関する倫理的課題と今後の展望」『哺乳類科学』58: 265-273, 2018年.
  • Morimitsu Y. Examination of the habitat monitoring of Japanese black bears using environmental DNA analysis. DNA Polymorphism, 26: 47-50, 2018.
  • 森光由樹, 藤木大介, 斎田栄里「兵庫県氷ノ山山系に生息するニホンジカのGPS発信器による季節移動の解明」『兵庫ワイルドライフモノグラフ』11: 58-67, 2019年.
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ひとこと

私もサルも寝てしまっています。もっと頑張りましょう。

関連HP

https://www.hitohaku.jp/shizenken/kyousei/pdf/0603_morimitsu.pdf

https://sites.google.com/view/hyogowildlife/staff/morimitsu