Members|研究組織

協力者

田中雅一 masakazu tanaka

クラスター:人類学クラスター

篠原有司男 『モーターサイクル・ママ』1971年(一部)より

所属

国際ファッション専門職大学

専門・研究紹介

専門は文化人類学・セクシュアリティ研究。 人類において、生殖という目的から解放されたセックス(性行為)は、快楽を伴うコミュニケーションへと変貌した。それは、また生殖器の結合を目的とするセックスからの解放と連動し、SMやフェティシズム、視姦など、多形倒錯と呼ばれるセクシュアリティを生み出すことになった。それでは、こうしたセクシュアリティにおける多様性や可塑性は人類史のどこに求められるのだろうか。現在の関心は、Kinky Monkeyという概念を導きの糸として上記の問題を深めていくことである。

対象(フィールド、調査地)

・南アジア
・日本

おもな著書/論文

  • 田中雅一(編著)『フェティシズム研究 全3巻』京都大学学術出版会, 2009-2014年.
  • 田中雅一『癒しとイヤラシ エロスの文化人類学』筑摩書房, 2010年.
  • 田中雅一ほか(編著)『コンタクト・ゾーンの人文学 全4巻』晃洋書房, 2010-2012年.
  • 田中雅一『誘惑する文化人類学』世界思想社, 2018年.
  • 田中雅一, 松嶋健(編著)『トラウマ研究 全2巻』京都大学学術出版会, 2018-2019年.

ひとこと

老いとともに不在や喪失をめぐる(不)可能性としてのアートや衣服、服喪、精神分析について考える今日この頃です。

関連HP

http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~shakti/