所属
大阪大学COデザインセンター
専門・研究紹介
群れない類人猿、オランウータンの繁殖戦術や社会行動の発達に関心があり、野生下だけでなく飼育下でも研究を行っています。
今後は海外の人類学者とも協働して、ヒトに固有とされる「青年期」の進化史的基盤について研究を進めたいと考えています。
対象(フィールド、調査地)
ボルネオオランウータン
(マレーシア・サバ州・ダナムバレイ森林保護区および国内動物園)
おもな著書/論文
- Tajima T., Malim TP., Inoue E. Reproductive success of two male morphs in a free-ranging population of Bornean orangutans. Primates, 59: 127-133, 2018.
- 田島知之「人はなぜ他者に与えるのか: 霊⾧類研究というアプローチ」『ER』4: 30-33, 2017年.
- 岩田有史, 田島知之「贈与以前―ヒト科類人猿の食物分配―」『贈与論再考-人間はなぜ他者に与えるのか』岸上伸啓 (編) 臨川書店, pp. 42–69, 2016年.
- Tajima T., Kurotori H. Nonaggressive interventions by third parties in conflicts among captive Bornean orangutans (Pongo pygmaeus). Primates, 51: 179-182, 2010.
ひとこと
熱帯雨林の中にいては人間も無力です。森は公平でいいですね。
関連HP
https://sites.google.com/view/tomoyuki-tajima/